なかなか記事が上位表示できないというご質問をよくいただきます。
そんな時にSEARCHWRITE上で課題を発見する方法について解説いたします。
要因が様々あるので一概にはお伝えできないこともございますが下記のステップを参考にしてください。
1.新規記事の改善ステップ例
前提:サイトの規模感、フェーズにもよりますが新規記事公開から順位が獲得できるまでは時間がかかります。約3ヶ月~6ヶ月あたりを目途に下記のステップで対応いただくといいです。
①タイトルとh2レベルの見出しへのテコ入れ、内部リンクの張り替え。
・ポイント:内部リンク設置はすでに順位を高く獲得できているページを設置する
・メリット:工数がそこまでかからない
・デメリット:大幅な順位変動は見られない可能性がある
・検証期間:アクションを加えて約2週間を目途
・Nextアクション:変動がなければ②に進む
②本文内容をリライトする(網羅性+独自性の観点を上位表示サイトと比較したうえでの実施)
・メリット:大幅な改善がみられるケースが多い
・デメリット:工数がかかる
・検証期間:アクションを加えて約1ヵ月を目途
・Nextアクション:変動がなければ③の可能性がある
③対象ページだけの対策ではなくサイト全体の評価が関係している可能性が高い
・実施内容:トピッククラスターの概念で関連キーワードでの対策を実施
・補足:すぐすぐに成果が現れるわけではなく根気強く対策を行う必要がある
・参考記事:【SEO対策の新定番】トピッククラスターとは? 実施方法やメリットを紹介 | 株式会社PLAN-B
ここまでは少し簡単に考え方を記載しましたが、より詳細な内容については下記以降をご確認いただき参考にしてください。
※前提、検索ボリュームが10以下など少数の場合はGoogleサーチコンソールで順位計測ができていないだけの可能性もあります。
参考:検索順位チェックの「圏外」と「GSCデータなし」の違い – SEARCH WRITE
2.記事に順位がつかない場合に考えられる2つの要因
要因は大きく分けて二つ考えられます。
1. サイト全体の評価
獲得キーワード数が競合よりも少なく、ユーザービリティに関わる最低限の内部対策がされていない場合は、サイト全体の評価が低いため、なかなか順位がつきづらい傾向にあります。
2. 対象ページ単体の品質
対象ページの品質が良くない場合は順位がつきません。また、記事を更新してくらの時間軸も加味する必要がございます。記事の品質は下記の項目を確認してみましょう。
・新規記事公開後3~6ヶ月経って順位が安定している状態か
・ユーザーの課題解決ができる適切な文字数か
・ユーザーの検索意図に沿った記事になっているか
・タイトル/ディスクリプションに対策キーワードを入れることができているか
・網羅性と独自性のある内容になっているか
・E-A-Tの3要素を満たせているか
・誤字脱字・文法に誤りがないか
細かな記事の品質はライティングチェックシートでご確認いただくことを推奨します。
番外編:https://service.plan-b.co.jp/blog/seo/20713/
3.インデックスされているかどうか確認する方法
GSCを利用する
▼URL検査
- Google Search Consoleにログイン
- URL検査をクリック
- 確認したいページのURLを入力
カバレッジ
- Google Search Consoleにログイン
- 「カバレッジ」をクリック
Googleの検索窓を利用する(site: )
- Googleの検索窓に対象URLを入力
- 「site:サイトURL」を記入して検索
4.インデックスされていない原因と対処法
クローラーがページにたどりつけていない
canonicalタグの記述でURL正規化の指定を間違えている
ソースコードを確認し、正しい正規化を行いましょう。
参考記事:canonicalタグとは?
インデックスのエラーが発生している
GSCでエラーを確認したら問題を修正し、各理由をクリックして詳細画面の「修正を検証」ボタンを押しましょう。
参考記事:インデックスカバレッジとは?インデックスされない理由と解決方法
Googleガイドライン違反によるペナルティを受けている
GSCでペナルティ(手動対策)を確認したら、対象箇所を修正し、「再審査リクエスト」を送信しましょう。
参考記事:Googleペナルティのチェックと対処法
クローラーが来ていない
まだそのページにクローラーがたどり着いていない可能性があります。
その際はクロールリクエストを送信しましょう。
クロールリクエストの送信方法:
https://share.kwork.cloud/shared/DGcXb0rCSS-PgqdYJ9y-qRExaN6HQO4VdHmPdqKbZaEM
5.SEARCHWRITEでサイト全体の評価を確認する方法
“競合から見つける”機能で軸キーワードを入れて、競合との獲得キーワード数の差分を確認する
“競合から見つける”では、下記2点を確認することができます。
①競合が獲得しているキーワードを自社も獲得できているかどうか
自社が上位表示させたい軸キーワードで検索することで、競合が獲得していて自社が獲得できていない関連ワードを確認することができます。
②競合との順位の差分
競合が順位を獲得しているキーワード数と自社が順位を獲得できているキーワード数の差分から、サイト全体の評価を把握することができます。
例えば、弊社PINTO!サイトであれば、「SEO」を軸キーワードにした際に競合が獲得していて自社が獲得できていないキーワードは、画像内赤枠にあるキーワードになります。
・SEO タイトル文字数
・SEO キーワード選定方法
・SEO 順位 調べ方
等
自社サイトに、競合が獲得しているキーワードの検索意図と同じコンテンツがない場合は、積極的に新規コンテンツとして作成していきましょう。
コンテンツ立案で自社と競合のインデックス数※を確認
“コンテンツ立案のインデックス数”では、上位サイトのサイト全体のページ数や調査キーワードの関連ページの数を確認することができます。
インデックス数が単純に多ければ良いというわけではなく、品質の高いページが多いことが重要です。
品質の高いページのインデックス数が増えることでサイト全体の評価が高まるため、コンテンツ立案でキーワードに対する親和性を確認していきます。
上記画像の場合、サイトのインデックス数は4位のサイト以外、大きく変わらないことがわかります。評価の対象となるページ数に競合との差はないため、サイト自体の評価は差がないと考えられます。
インデックス数が競合に比べ明らかに少ない場合は、質の高いページを増やす必要があります。サイトの専門性を高めるキーワード選定を行い、キーワードに対するユーザーのニーズを踏まえたコンテンツを作成していきましょう。
※インデックス数… Googleからの評価対象になったページの総数のこと。
関連ワード分析で自社が獲得できているキーワードを確認
関連ワード分析では、キーワード別に上位サイトのタイトルや検索意図を確認することができます。新規キーワードを発見する際に活用いただける機能です。この機能は、軸キーワードに対して自社が獲得できているキーワードを確認することもできます。
例えば上記画像では「seo対策」という軸キーワードから拡張された複数のキーワードのうち、「seo対策 費用」で1位、「sns seo 対策」で1位などと、自社内で順位がついているキーワードを確認することができます。
SEOは軸キーワード(テーマ)を決めて関連するキーワードを対策することが効率的と考えられているため、自社がどれくらい関連ワードを獲得できているのか、からサイト全体の評価を確認しましょう。
6.対象ページ単体の品質を確認する方法
コンテンツ立案で網羅性と独自性を担保する
「網羅性」と「独自性」が担保されているページが高品質コンテンツとして評価されます。
コンテンツ立案で、キーワードに対するユーザーのニーズを上位10サイトの構成と内容から把握し、網羅性を担保していきます。
昨今のSEOでは、自社サイトだからこそ出せる「独自性」「専門性」が重要視されているため、自社サイトではどのようなオリジナルの情報を発信できるか検討していきましょう。
順位がなかなかつかないと不安に感じた際は、SEARCHWRITEを使って順位がつかない原因を確認し、「サイト全体の評価を高める長期的な対策」と、「ページ単体の評価を高める短期的な対策」の2点を実施していきましょう。