今回は、「上位表示を目指せる記事の作成方法」について、21のチェック項目を解説していきます。
■タイトル設計についての質問
タイトルはユーザーのクリック率に影響します。
クリックしてもらえるタイトルを設計しましょう。
①タイトルの文字数:後部テンプレ部分以外は全角32文字以内に収まっているか
検索結果に表示される際、下記画像のように後方が切れて表示されることがあります。
タイトルは順位だけでなく、クリック率に影響しますので、できるだけ全文が表示されることが理想です。
キーワードにより表示される文字数は変わりますが、まずは32文字以内に設定しましょう。
②キーワードの設置:メインキーワード(①)がタイトル32文字以内に入っているか
①で述べたようなタイトルの後方が切れて表示された場合、キーワードが見えないことでクリック率を下げてしまう可能性があります。
メインキーワードは可能な限り前方に設置しましょう。
③タイトルの魅力:ペルソナユーザー(②)が思わずクリックしたくなるようなタイトルになっているか
ユーザーは、自分の知りたい情報を発信しているかどうかをタイトルで判断し、クリックします。
自社のタイトルをクリックしてもらうためにはキャッチーなキーワードを入れていただくことを推奨します。
参考記事:キャッチコピー作成手法から見る!刺さる記事タイトルの付け方とは? | 株式会社PLAN-B
■ディスクリプション設計についての質問
ディスクリプションは、コンテンツが何を説明しているのかや、読むことでどんなメリットがあるのかが簡単にわかる文章です。
タイトルと同様に、検索結果で確認ができ、クリック率に影響します。
ディスクリプションのタグについての詳しい情報はこちら
メタディスクリプションとは?クリック率を上げる効果的な文字数や書き方、設定方法のすべて | 株式会社PLAN-B
④ディスクリプションの文字数:全角120文字程度に収まっているか
PC版の検索結果であれば120文字程度が表示されます。
サイトの主な流入元のデバイスがスマートフォンの場合は70文字以内にいただくことを推奨。
貴社の流入元のデバイスを調べる際は、SEARCH WRITEの「GA・GSCデータサマリー」をご確認くださいませ。
「GA・GSCデータサマリー」の機能説明はこちら
GA・GSCデータサマリー機能説明 – SEARCH WRITE
⑤キーワードの設置:メインキーワード(①)がディスクリプション内に入っているか
ターゲットが検索した際のキーワードがディスクリプションに入っていることで、クリックを促すことができます。また、検索キーワードにヒットさせるためにも必ずメインキーワードはディスクリプションに入れましょう。
⑥ディスクリプションの魅力:そのコンテンツの内容をわかりやすく表す内容になっているか
リンク先がどのようなコンテンツの内容であるかがわかりやすく記載されているディスクリプションの方がクリックしてもらえます。
■記事構成についての質問
キーワードの検索意図に対して情報を網羅的に発信しているコンテンツがGoogleに評価されます。
網羅性を担保するためには上位サイトのコンテンツにある見出し(目次)を参考に記事構成を設計することから始めましょう。
⑦メインキーワード(①)を検索した際の上位サイトから見るニーズの網羅性
Googleはユーザーのニーズを提供できているコンテンツを評価し上位表示しています。
上位サイトに共通して記載のある見出しを可能な限り網羅していただき、ユーザーのニーズを捉えたコンテンツを作成していきましょう。
⑧競合の見出しや文中にはない独自性の付加
網羅性を担保しただけだとありきたりな記事になってしまいます。上位サイトと同じような記事がユーザーのためにならないことは想像がつきますよね。
Googleも同様の評価をすることを考えると上位表示のためには独自性も重要です。
(例)自社調査データ|事例|主観や意見等
⑨キーワードの設置:h2〜h4の見出しタグの中に自然にターゲットキーワードが自然に入っているか
Googleがコンテンツ内容を認識しやすくなるので、見出しの中には、対策キーワードを含ませておくとよいです。
不自然な日本語になり、ユーザーにとってわかりにくくなるなら、キーワードを含ませる必要はありません。
⑩構成の見やすさ:階層構造に整理されており見出しだけでコンテンツの全体像がわかりやすくなっているか
見出し内の論理構造が崩れると、ユーザーが内容を理解しにくくなってしまいます。
同じ粒度の情報は見出しとしても同じ粒度に配置するなど、hタグ同士が、きれいな階層構造になっている状態を作るようにしてください。
ユーザーが見出しだけを見て記事の内容を把握できるよう設計いただくことがポイントです。
■導入文についての質問
ユーザーはコンテンツの導入部分をみただけでそのコンテンツ全体の印象を決めつけてしまう傾向にあると言われています。つまり、ほぼ内容の核心に至っていない最初の部分でユーザーはこの記事が自分自身にとって有益か否か、面白いか否かを決めてしまうということです。
⑪解決策の提示:ペルソナユーザーが抱えた問題を解決できるコンテンツであることを匂わせることができているか
導入文をおろそかにせずユーザーの共感を得られるような記事の書き出しになっているか確認しましょう。
■本文についての質問
本文は「ユーザーにとって有益かどうか」がポイントです。
執筆が完了したら下記を確認していきましょう。
導入文の詳しい書き方についてはこちら
今から使える!苦手な導入文が書きやすくなる、6つの書き方ポイントとは | 株式会社PLAN-B
⑫コンテンツの文字量:競合コンテンツと比較し少なすぎる文字量になっていないか
コンテンツの文字量は直接的な効果がないと言われています。しかし、Googleの検索結果を見てみると文字数の多いコンテンツが上位表示される傾向にあります。
1見出し(h2やh3)に対して、ユーザーが欲しい情報量を提供できているかご確認いただき、ページ全体でユーザーの為になる情報を提供できているか確認しましょう。
コンテンツ立案で上位表示されているサイトの文字量を参考いただけます。
コンテンツ立案の詳しい使い方についてはこちら
⑬誤字脱字・デザイン崩れ:誤字脱字、基準レギュレーションを守れているか、デザイン崩れが発生していないか
当たり前のことではありますが、誤字脱字や日本語の文法ミスはコンテンツの信頼性の低下を招きかねません。
また、実はGoogleからの評価も落としてしまいかねないため、しっかりと記事のチェックを怠らないようにしましょう。
⑭ソースチェック:コンテンツの内容に確認できる限り事実上の誤りがないか
情報の引用などを行う場合はソース元が信頼できるかの確認を必ず行うようにするなど、他社サイトを参考にするときなどもチェックを挟むようにすることをおすすめします。
⑮専門用語:専門用語を多様していないか、わかりやすい例え話などで補足できているか
想定しているユーザーが知らない用語を使ってしまってしまい、ユーザーにとってわかりにくい記事になるというのは、よくあることです。
もしユーザーがわからない言葉を使う場合は、簡単に記事内で説明したり、関連記事へのリンクを設置するなどしてユーザーが理解できるようにする工夫が必要です。
⑯引用:専門知識などは信頼できる引用元を明示しているか、引用に対する独自見解を述べているか
Google公式が発表している情報への外部発リンクを設置するなど、信頼性のある情報元を掲載することはGoogle、ユーザーどちらの目線からみても重要です。
信頼性はE-A-Tの観点の一つであり、とても重要な指標となりますが、特に信頼できる情報とは公式が発表している情報です。
引用元を記載するとともに、独自の見解を述べるようにしましょう。
⑰画像:1,000文字に一度程度の割合で適切に画像や表を挿入できているか
基本的に文字よりも画像の方が認知負荷が小さく、わかりやすいとされています。
複数の情報を列挙する、因果関係を示すなどの際は、図解することにより関係がわかりやすくなることが多いです。また、画像検索にも対応できるようになります。
流し見をしても記事内容が分かるくらいになっているとよいでしょう。
例)
⑱よみやすさ:SP表示でも見やすいように2〜3行での適切な改行がされているか
PCに比べてSPは表示の幅が狭まるため、長文になると読みにくくなります。
2~3行で文章を書きましょう。
⑲関連コンテンツ:当コンテンツを補足できる自社関連コンテンツへのリンクは設置されているか
内部リンクが張られていることによって、サイトを読み込む役割のクローラーがサイトを回遊しやすくなり、記事を公開した後インデックスされやすくなる効果が見込まれます。
また、ページが評価を渡すため関連性の高いページから内部リンクを設置できると、SEO上ポジティブな効果が期待されます。
参考記事:内部リンクとは|検索順位を上げるため内部リンク設置方法とは⁉︎ | 株式会社PLAN-B
■サイト体験についての質問
上位表示ができ、流入が増えたあとは、CVさせることがゴールとなるサイトは多いでしょう。
ユーザーをCVに繋げるための重要なポイントを解説します。
⑳CTA:当記事と関連性の高いCTAが設置されているか
CTAとはコールトゥアクション(Call to Action)の略で、「行動のきっかけ」や「行動を喚起するもの」という意味です。
CTAを設置する目的は、「ユーザーが商品を買いたい時、サービスに登録したい時にスムーズに行動に移れるようにすること」となります。
記事に入ってくるユーザーに合わせたCTAの設置ができていることがCVのポイントです。
参考記事:CTAとは?基本解説と外せない11のポイント【事例あり】 | 株式会社PLAN-B
㉑競合との比較:競合上位サイトと比較して、当コンテンツのほうが良いコンテンツだと自信が持てるか
実際に記事を読み、自社コンテンツの方がありきたりではない、ユーザーの為になるコンテンツであるかどうか確認しましょう。
ライティングチェックシートを使って上位表示が目指せるコンテンツを作成しましょう。
下記記事についても参考になるかと思いますのでご覧ください。
【入門編】seoライティングの基本を7ステップで習得! | 株式会社PLAN-B