本記事では、SEARCH WRITEの「SEO課題チェック」の各判定項目解説を通じて、
修正実装時における、各項目の詳細不明点を解決する目的の記事となっています。
【目次】
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1.「一般的なSEO問題」
【項目説明】
サイトマップはGoogleに対して自社サイト内ページを漏れ無く伝えるために重要なものとなります
※ここでいうサイトマップは「xml サイトマップ」を指します。
【判定ポイント】
SEARCH WRITEでは、「(ドメインURL)/sitemap.xml」にアクセスできるかどうかを判断しています。
【実装ポイント】
・各種ご契約サーバー上より、サイトマップのUPの実施を推奨いたします。
・SEO課題チェックの評価項目ではありませんが、定期的にSearch Consoleからもサイトマップの送信を推奨いたします。
画像のAltテスト
【項目説明】
画像のAltタグは、主に下記観点から非常に重要なタグとなっています。
■対Google
・Googleはテキストに比べて画像の読み込みは苦手と言われている為、Googleの画像理解を促進する事が可能
■対ユーザー
・通信が悪い環境で画像が表示できない場合、代替テキストとして表示される為、
ページ理解を促す事が可能。
【判定ポイント】
SEARCH WRITEにて、HTML内のイメージタグにalt属性+文字が記載されているか否かにて判断しています
メタタイトルタグテスト
【項目説明】
タイトルタグはSEO対策における最重要タグの一つです。
Googleが各ページを判定する際には、タイトルタグを大きな手がかりにしていると
言われています。
タイトルタグの絶対解はありませんが、SEO課題チェックでは最低限抑えるべき項目を判定しています。
【判定ポイント】
・ソースコード上でメタタイトルタグが存在しており、値の設定有無で判定しています。
・文字数カウントは「半角カタカナは1文字、全角は2文字」にて判定しています。
【実装ポイント】
上述の通りタイトルタグはツールで定量的に判定出来ない要素も多く含まれています。
タイトルタグ設定ポイントは以下があります。
・必ず対策キーワードを含める
・32文字以内を目安にする
・思わずクリックしたくなるキャッチーな文言にする
タイトルタグ変更方法の考え方やコツは以下記事でも紹介していますので、
ご参考ください。
考えたタイトルタグが正しいのか分からない場合は、チャットボットにてご質問ください。
メタディスクリプションタグテスト
【項目説明】
メタディスクリプションタグは、検索結果で説明文として表示され、
Google・ユーザーにとってタイトルタグの補足としてページ内容を理解させることに役立ちます。
SEO的な順位向上効果はありませんが、特にユーザーに対してページ内容を理解させ、クリック率を上げるための重要なタグといえます。
【判定ポイント】
・ソースコード上でメタディスクリプションタグが存在しており、値の設定有無で判定しています。
・文字数カウントは「半角カタカナは1文字、全角は2文字」にて判定しています。
【実装ポイント】
タイトルタグ同様、ディスクリプションタグもツールでの定量判定が難しい要素が多く含まれています。
ディスクリプションタグ設定ポイントは以下があります。
・必ず対策キーワードを含める
・32文字以内を目安にする
・思わずクリックしたくなるキャッチーな文言にする
参考記事:タイトルを変更したい – SEARCH WRITE
※タイトルタグに関する内容となっていますが、キャッチーな文言部分の考え方は共通となります。
こちらは初回導入支援にてお伝えする項目ですが、考えたタイトルタグが正しいのか分からない場合は、チャットボットにてご質問ください。
見出しタグのテスト
【項目説明】
見出しタグは、いわゆる<h>タグを示します。
<h1><h2>タグ等、見出しタグはコラムコンテンツでは目次になる事も多く、
大見出し、中見出しを意味するため、Google・ユーザーに対してページ内容を伝える為の
手がかりとなります。
【判定ポイント】
SEARCH WRITEでは、調査ページに<h1><h2>タグのいずれかの存在有無にて判定しています
・見出しも明確な答え存在しないものとはなりますが、
最低限でも<h2>タグに自然なレベルで対策キーワードを入れるあたりは実施したい所となります。
robots.txtのテスト
【項目説明】
robots.txtは一言でいうと「Googleクローラーを制御するためのテキストファイル」です。
例えば、Googleクローラーが来訪不要なページに対してテキストファイル上で指令を出す事で、クローリングさせない等が可能となります。
SEARCH WRITEの独自ロジックを用いて判定しています。
壊れたリンクのテスト
【項目説明】
調査ページ内にて、正常にリンク先に飛ぶ事が出来ないものを調査します。
壊れたリンクが存在していると、ユーザー動線を阻害してしまい、離脱率が高まる等、
望ましくない為SEO課題チェックでは判定しています。
【判定ポイント】
ステータスコード200.301.302.304が返ってくる場合OKの判定としています。
ページの画像リンクテスト
【項目説明】
SEARCH WRITEで調査ページ内の画像リンク箇所が正常に表示されているかを
調査しています。
上述の「壊れたリンクのテスト」と同様、画像リンクが正常に表示されていないと、ユーザー体験が阻害され、離脱率悪化等が起きるリスクがある為修正必要があります。
調査ページ内に存在しているimgタグを調査の上、
ステータスコード200.301.302.304が返ってくる場合OKの判定としています。
ページのCSSリンクテスト
【項目説明】
SEARCH WRITEで調査ページ内のCSS外部ファイルを調査し、ステータスコードが
200.301.302.304が返ってくる場合OKの判定としています。
ページのJavascriptリンクテスト
【項目説明】
SEARCH WRITEで調査ページ内のJavascript外部ファイルを調査し、ステータスコードが
200.301.302.304が返ってくる場合OKの判定としています。
非推奨HTMLタグのテスト
【項目説明】
非推奨HTMLタグとなっている下記が存在していない場合、OKの判定としています。
<applet>
<basefont>
<center>
<dir>
<font>
<isindex>
<menu>
<s>
<strike>
<u>
ファビコンテスト
【項目説明】
検索結果でのファビコン表示ができているかをSEARCH WRITEにて確認します。
ファビコンが存在する事で、クリック率向上を期待できます。
【判定ポイント】
HTML記述にて、「rel="shortcut icon"」が設定されており、ドメイン及び指定リンク先にアクセスできる場合OKの判定としています。
JSのエラーテスト
【項目説明】
JavaScriptにエラーがないかをSEARCH WRITEにて確認しています。
【判定ポイント】
ブラウザのConsole画面にJavascriptのエラーが表示されていればNGとなります
ソーシャルメディアのテスト
【項目説明】
OGP設定が適切にできているかをSEARCH WRITEにて確認しています。
OGP設定ができている事で、SNSで掲載されたとき、意図したデザイン・文言をユーザーに見せる事ができる為クリック率の観点から有効と考えられます。
【判定ポイント】
主要SNSサービスのOGPタグがHTL内に存在しているかどうかをSEARCH WRITEで判定し、存在する場合はOKとしています。
2.スピード最適化
ページの外部参照テスト
【項目説明】
外部ページへの参照を行っているものをSEARCH WRITEにて計測しています。
不必要に外部参照数が多いと、ページ読込を遅くしてしまう恐れがあります。
【判定ポイント】
SEARCH WRITEにて、該当ページからページへhttp通信しているものをカウントしています。
イメージのキャッシュテスト
【判定ポイント】
レスポンスヘッダーより、一定時間以上キャッシュが出来るよう設定されているかをSEARCH WRITEにて判定しています。
JavaScriptのキャッシュテスト
【判定ポイント】
sSEARCH WRITEにてレスポンスヘッダーを確認し、キャッシュが無効となっている場合、NG判定を返す形になっています。
JavaScript縮小化テスト
【判定ポイント】
SEARCH WRITEにてHTMLを読み取り、各種テキストが「1行の中に改行なしで記述されている」場合OKとしています。
HTMLページサイズのテスト
【項目説明】
該当ページのHTML容量が大きすぎると、
読込速度に影響を与える可能性がありますので、適切な
サイズにしておく必要があります。
【判定ポイント】
SEARCH WRITEにて、ページ当たりのHTML容量が33kbを超えている場合NGの判定としています。
HTMLの圧縮/GZIPテスト
【判定ポイント】
ブラウザの開発者向けツール内『ネットワーク』の項目を表示して、圧縮を設定したリソースのファイル名における。レスポンスヘッダー情報内に content-encoding: gzip の記述を確認しています
サイトの読み込み速度テスト:デスクトップ
【項目説明】
デスクトップ(PC・タブレット)で閲覧した時のページスピードを見ています。
ページスピードはGoogleのランキング要因にもなっており、ユーザー体験の観点から見ても重要性の高い項目となっています。
【判定ポイント】
SEARCH WRITEの独自ロジックを用いて、スピード判定をしています
【実装ポイント】
Google公式ツールであるPagespeedinsight 対応検討くださいませ。
Lighthouse - Chrome ウェブストア (google.com)
サイトの読み込み速度テスト:スマホ
【項目説明】
スマホ(モバイル端末)で閲覧した時のページスピードを見ています。
ページスピードはGoogleのランキング要因にもなっており、ユーザー体験の観点から見ても重要性の高い項目となっています。
【判定ポイント】
SEARCH WRITEの独自ロジックを用いて、スピード判定をしています
【実装ポイント】
Google公式ツールであるPagespeedinsight又はGoogle公式拡張機能であるLighthouseより、
削減可能時間の長いものより対応検討くださいませ。
Lighthouse - Chrome ウェブストア (google.com)
ページキャッシュテスト
(サーバー側のキャッシュ)
【項目説明】
サーバーにてキャッシュを有効にすることで、不必要な通信を減らす事が出来る為
ページ表示スピードに影響を与える可能性があるため、キャッシュを有効にすることが望ましい形となります。
【判定ポイント】
HTMLのヘッダーを確認して、「no-cache,no-store,max-age=0」の記述がある場合のみNGとしています。
フラッシュテスト
【判定ポイント】
swfの拡張子がある場合、Flashを利用していると判定しNGとしています。
CSSのキャッシュテスト
【判定ポイント】
レスポンスヘッダーCache-Controlがno-store | no-cacheになっている場合NGの判定としています。
CSS縮小化テスト
【判定ポイント】
チェック対象のHtmlに記載されているcssにアクセスを行い、css自体が改行されているか確認しています。
ネストされた表のテスト
【項目説明】
ネストされたテーブルとは、HTMLテーブルの中で別のテーブルを含むHTMLテーブルを示します。ネストした表の利用はユーザーのブラウザのレンダリングを遅くなる可能性がございます。
【判定ポイント】
SEARCH WRITEの独自ロジックを用いて判定しています。
【実装ポイント】
Googleの公式拡張機能であるLighthouseより改善方法をご確認くださいませ。
Lighthouse - Chrome ウェブストア (google.com)
フレームセットのテスト
【判定ポイント】
html内に<frame>タグが無いかをSEARCH WRITEにて確認しています。
DOCTYPEテスト
【判定ポイント】
HTML内に<!DOCTYPE ***>のようなタグが存在することをSEARCH WRITEにて確認しています
URLリダイレクトをテスト
【項目説明】
リニューアル前のページや重複の恐れ等がある場合、リダイレクト処理を施す事で、
リダイレクト先ページへ転送する処理の事を指します。
SEO評価においても、リダイレクト(301リダイレクトが好ましい)を行うことで、評価を引き継ぐことができるものとなります。
※移行直後は評価が落ちることもあります。
【判定ポイント】
調査ページに対して、1回以上転送処理がされている場合、NG判定としています。
【実装ポイント】
NGとなっているものが全て問題があるわけではありません。
重複の恐れがあるものやリニューアル前ページ等からのリダイレクトは望ましい形なので問題ありませんが、万が一想定外にリダイレクトをかけてしまっているケースは修正が必要です。
3.「サーバー&セキュリティ」
URL正規化テスト
【項目説明】
「URLの正規化」とは、Googleに評価をしてほしい「代表ページ」の様なイメージです。
例えば、商品説明が全く同じモデルの色違いである「赤色のスニーカー」「黒色のスニーカー」のページがあるとき、正規化を施さないとGoogleは評価すべきページを迷ってしまいます。
その為、主に「Canonicalタグ」又は「リダイレクト(通常301リダイレクトを用いる事が多い)」を行う事で、Googleに評価をして欲しいページを示す事が出来ます。
前述のリダイレクト処理の場合は、ユーザーにとっても見せるべきページを絞れるため
ユーザー体験から見ても望ましいと考えられます。
【判定ポイント】
正規化の判定には複数要素があるため、本項目ではwwwあり|wwwなしのURLそれぞれにアクセスをし、何方も表示できる場合、NGとしています。
サーバー署名テスト
【判定ポイント】
サーバーの項目にバージョン表記がされているものをセキュリティの観点を鑑みて
NGとしています。
HTTPSテスト
【項目説明】
HTTPSは、調査ページがセキュリティを担保できるSSL通信を指します。
SSL通信は、Googleのランキング要因にも入っており、また来訪ユーザーにとっても安心感を与える事ができる為、必須項目といえます。
【判定ポイント】
SEARCH WRITEにて、HTTPS通信になっているかを判断して、OK|NG判定を行っています。
ディレクトリの参照のテスト
【項目説明】
ドメイン内にて、ファイル名無しURLでSEO評価をした時に、index.{php|htmlなど}が表示されるべきという判定をしています。
理由としては、通常どのディレクトリにもindexファイルが存在している可能性が高いためでございます。
平文メールテスト
【項目説明】
調査ページ内に、平文メールの形をした記述の有無を見ています。
【判定ポイント】
mailto属性がある場合、NGとしています。
4.「モバイルユーザビリティ」
メディアクエリ応答テスト
【項目説明】
昨今はPC検索だけでなく、スマートフォン・タブレット等様々な画面幅のデバイスにて検索をされています。
「メディアクエリ応答」とは、ページ構築の際に、デバイスの横幅に応じてCSSを切り替える仕様にしている事を指します。
この実装をしていないと、あるデバイスでは見やすくても、他方のデバイスでは見ずらくなるケースなども起きえます。
【判定ポイント】
調査ページのスタイルシートよりSEARCH WRITE独自ロジックにて判定しています。
5.「高度なSEO」
構造化データテスト
【項目説明】
HTMLデータが構造化されているかをSEARCH WRITEにて判定しています。
【実装ポイント】
Googleの公式ツールであるLighthouseより、「Lighthouse structure-date」を参考くださいませ。
URLの正規化テスト
(Canonicalのタグテスト)
【判定ポイント】
前述にて「正規化」を述べましたが、こちらは
Canonicalタグを用いて正規化出来ているかを判定しています。
指令のテストを禁止
【項目説明】
Robots.txtで本来アクセスさせてはいけないページにたいしてDisallowしているかを確認しています
HTTP2テスト
【項目説明】
WebサーバーでHTTP2が対応されているかを確認しています
noindexタグのテスト
【項目説明】
noindexタグとは、Googleにインデックスさせたくないページへ用いるタグの事を指します。
例えば、会社概要ページや管理上のみ使用するcmsページ等、Google検索結果に出す必要がないページを指定する事で、Googleクローラーロボットを無駄なく回遊させる事が出来ます
【判定ポイント】
SEARCH WRITEにてnoindexタグが入っている場合「NG」としています。
※「NG」がすべて悪いわけではないため、不明点があればご質問ください。
nofollowタグのテスト
【項目説明】
nofollowタグとは、ページ内からの発リンクを飛ばす際に、リンク先にSEO的な評価を引き継ぎたくないケースに設置するタグです。
使用するシーンはそこまで多くありませんが、Googleは対価を払って外部サイトからリンクを獲得する事を禁止しています。
例えば、他サイト様から金銭を受け取りリンクを貼る必要がある際などは、nofollowタグを設置します。
【判定ポイント】
SEARCH WRITEにてnofollowタグの有無を判定し、存在する場合NGとしています。
※「NG」がすべて悪いわけではないため、不明点があればご質問ください。