今回は、 CV数増加のためのリライトキーワードを 自社キーワード分析の「貢献キーワード分析」で見つける方法を解説します。
―目次―
・貢献キーワード分析を活用するタイミング・目的
・貢献キーワード分析を活用してリライトキーワードを選定する方法
貢献キーワード分析を活用するタイミング・目的
貢献キーワード分析を活用するタイミングは主に下記です。
- 顕在層向けの対策キーワードの拡張の参考にする
- CV獲得を目的としたリライトキーワード選定
①顕在層向けの新規対策キーワード発見の参考にする
どういったテーマやトピック、ジャンルがCVに繋がっているかを確認することで、新しく対策すべき顕在層獲得に向けたキーワードの洗い出しの参考にしていただけます。
例)歯科クリニックサイトの場合
症例について知りたい、知用方法への懸念をいだいているユーザーが検索するようなキーワードでCV獲得ができている。
「症例×治療方法」
「治療法×後悔」
「治療法×失敗」 等
上記のようなキーワードで上位表示できれば、CV獲得に繋がりそうなため、新規キーワードとして対策。
貢献キーワード分析から考えたユーザーのニーズは、カスタマージャーニーのブラッシュアップに活用いただくことを推奨します。
SEOカスタマージャーニーの作成方法とキーワード選定までの手順について – SEARCH WRITE
②CV獲得を目的としたリライトキーワード選定
サイトの流入数は順調に伸びてきたが、CVがなかなか思うように伸びない場合、CVRの見直しも必要です。
CVRを改善するためには、「流入前改善」と「流入後改善」の2つがありますが、まずは、CVに繋がるユーザー(ユーザーの質)をなるべく多くサイトに連れてくること(ユーザーの量)を改善しなければなりません。
CVに繋がるユーザーの量と質を改善するための、リライトキーワードの選定方法について下記にて解説していきます。
貢献キーワード分析を活用してリライトキーワードを選定する方法
【CV拡大を目的とした本文リライトキーワード選定のステップ】
- キーワードを絞り込む
- URLとキーワード(軸として対策するもの)のセットを決める
- 改めて対策する施策を決定する
【①キーワードを絞り込む】
絞り込むキーワードの条件
1.CVが獲得できているキーワード
2.順位が惜しい(6位~50位目安)のキーワード
▼手順
1-1. 「自社キーワード分析」機能 > 貢献キーワード分析を開く。
1-2.「自社キーワード分析機能」に移動 >表示データの絞り込み > 平均順位 > 6~50位で絞り込みをする 。
※補足※
コラムが格納してあるディレクトリ内だけのリライトキーワードを選定する場合は、下記のようにディレクトリURLで絞り込みを行っていただくことを推奨します。
例)https://www.~~~~~/column/
https://www.~~~~~/magazine/ 等
参考:特定URLの獲得キーワードを確認したい – SEARCH WRITE
1-3. CVが多い順に並べ、CVが多いものから本文リライトのキーワードを選定する。
【②URLと対策キーワードのセットを決める】
上記①で選定したキーワードとURLが「1キーワード1ニーズ」の考え方に沿っているかを確認します。
<1キーワード1ニーズとは?>
一般的に同じキーワードに対策を2ページ以上で行うのは評価が落ちる可能性があるため、SEOの観点ではNGです。また重複キーワードではないものの、コンテンツが似た内容になってしまうキーワードも同様に使用してはいけません。
例えば「ダイエット 注意点」と「ダイエット 気を付けること」ではキーワード自体異なりますが、ニーズ自体は同じなので、違う文章を書いたとしても同じようなコンテンツができてしまいます。
このような事態を招かないために、一つのニーズ対して一つのコンテンツが用意されるという考え方が重要です。
▼手順
ここから先は下記の流れで確認を進めます。
2-1. ①で選定したキーワードの同列右側に出てくる「流入元URL」をコピーし、
自社キーワード分析のURL欄に入力する。(順位などの絞り込みはなし)
これによって、今から対策しようとしているURLがどのようなキーワードで評価を受け、流入を獲得しているかが確認できます。
②-2. CV数が多い順・流入数が多い順に並べる
自社キーワード分析の表を使って、CV数・流入数が多い順にキーワードを並べる。
<パターンA>
URLを入力した際に①で見つけたキーワードのCV数が一番多かった場合
そのURLでは①で選定したキーワードが対策キーワードとなります。
<パターンB>
URLを入力した際に①で見つけたキーワードのCV数が一番多いわけではない場合
この場合は基本的には対象URLの中で一番流入数を獲得しているキーワードで対策をすることがおすすめです。現状の記事で多くのユーザーが流入してきているということは、そのキーワードで流入してきているユーザーのニーズに答えられている可能性があります。
※例外として、CV数が一桁台など少ない場合や、CV数がキーワードによって大差ない場合は流入数・表示回数などが多いもので判断することもあります。判断基準に困った場合には是非SEARCHWRITEのチャットボットよりお問い合わせください。
【③改めて対策する施策を決定する】
今回決定したURLとキーワードの組み合わせを見たうえで、下記の施策表のとおり、
1-5位であればタイトル変更、
6-50位であればリライトとして再度行う施策を決定します。
決定したURLとキーワードの並びで左側のチェックボックスにチェックを入れて、
施策を選択(タイトル変更・リライト)、詳細に記入したうえで「タスクに登録する」を押します。
このような流れで、タスクリストにご登録出来れば本文リライトキーワードの選定は完了です。
進めていく中でご不明点がありましたら、SEARCHWRITE画面右下の「チャット」からお問い合わせいただければ、カスタマーサクセスが対応させていただきます。お気軽にご連絡ください。