前提、実際の検索結果については検索するユーザーによってパーソナライズされることや、調べるエリアも関係してくるため完全に一致するということはございません。
その中でも、限りなく正しい順位に近いという観点でいうとGoogleサーチコンソールで取得されているデータが挙げられます。そのため弊社SEOツール「SEARCH WRITE」ではGoogleサーチコンソールのデータを軸にデータ表示をさせております。
サーチコンソールの順位は「それぞれのユーザーによってパーソナライズされ表示された掲載順位(の平均)」としてGoogleは認識しデータを表示させています。
ここからはSEARCH WRITEのキーワード順位(Googleサーチコンソール)と実際の検索結果が異なるケース別に例を出して解説いたします。
- 実際に検索結果を目視で見ると「3位」だがSEARCH WRITE(Googleサーチコンソール)のデータは「5位」である。
この場合は、Googleとしての評価は「5位」と認識されていると捉える必要があります。
SEO対策においてはGoogleからの評価(=サーチコンソールでの順位)を向上させていく必要がございます。
- SEARCH WRITE(Googleサーチコンソール)のデータは「3位」であるが実際の検索結果を目視で見たときに自社サイトがでてこない(順位が100位以内に入っていない=圏外)
この場合には主に下記2点をご確認ください。
- キーワードを画像検索した際にサイトが表示されていることによって検索順位がカウントされている可能性がある
- 平均順位=(キーワード順位が約100位以内で計測された日のみでの平均順位)であるため対象期間内に高順位を獲得できた日が数日あるため平均順位が高くみえてしまっている。
例)下記のデータの場合の平均順位は「2.8位」と表示されることになります。
※「‐」は順位が獲得できていない(=圏外。約100位以内に入っていない。)
※画像検索で表示も順位にカウントされます。
Googleからの検索順位の評価(=Googleサーチコンソールの平均順位)を一番正しく把握できるのはGoogleサーチコンソールのデータですので弊社ツールもその概念に則りデータを表示させています。
よく一般的な「平均」の概念とかけ離れているというお声をいただくこともあります。
Googleサーチコンソールがあくまでも順位が計測できた日を対象に平均順位を算出している理由としては検索順位が約100位以内に入っていない(=圏外)の場合、平均の計算対象になりうる数字自体が存在しないことで平均順位の表示が難しいためだと考えられます。
Googleの順位評価というもは一般的には約100位以内までです。
つまり、100位以上の場合、200位や300位というカウントも存在しないのですべてを入れた平均順位というのは取得できないためあくまでも順位が計測確認された(=100位内を基準/対象)で平均順位と表しているのだと考えられます。
参考:表示回数、掲載順位、クリック数とは - Search Console ヘルプ (google.com)
では、データは「3位」であるが実際の検索結果を目視で見たときに自社サイトがでてこない(おそらく圏外)の場合に施策優先順位をどう判断したらいいのか?という疑問につながるかと思いますが
その場合は「表示回数」「流入数」に着目して施策優先順位、対策可否を検討いただけますと幸いです。
月間検索数が一定の数値あるが、表示回数が極端に少ないケースは安定して順位が獲得できていなかったり、画像検索で上位表示されているだけだったりが考えられます。
例)考え方の例